相模原市緑区藤野町。
神奈川県の北西端で、山梨県との県境。
人口一万人弱。
芸術の振興に力を入れていた事もあって
アーティストの移住者が多かったり、
中央線で都心へ通勤している人もいます。
また、シュタイナー学園(小・中・高)があるので、
子供にシュタイナー教育を受けさせるため
移住する人も多いのだとか。
パーマカルチャーセンタージャパンもあるので、
そちら経由での移住者もいそうです。
私の藤野訪問の目的は、トランジション藤野。
2005年、イギリスから始まったトランジション運動は、
現在、全世界で1000近くのトランジションタウン(公式のもの)に広がっています。
日本では2008年に、この藤野と小金井、葉山でスタートしていて、
今では日本中に40以上存在します。
トランジションタウンとは、
持続可能な生き方にシフトして行こうとする
社会実験的な市民活動。
具体的には、3人以上の有志で
月1回以上の集まりを実践しているのが前提になるそう。
民間レベルで人工林を手入れするには?
と考えられた活動は、
杉の木の皮をはいで2~3年放置して枯らし、
軽くなったところで伐採して、木材として活用。
伐採してから乾燥させるよりも体力がかからないので
素人でもできるし、この方が木材の強度が高くなるのだとか。
写真の、白くなっている木が、
皮をはいだばかりの杉の木。
こちらは、移動式ソーラー充電器。
災害時はもちろん、野外イベントなどでも活躍。
卵をいただくため、いくつかの世帯で共同で鶏を飼っています。
卵を産まなくなった鶏は、話し合いの末、
絞めてお肉をいただくことにしたそうです。
子供たちに「いのちをいただく」という事を教える場にもなっています。
地域通貨のお話も、
今回とても腑に落ちました。
お金がないと幸せになれないという依存から抜ける。。
ますます地域通貨に参加したくなったし、
何なら運営したくなってしまった(笑)
リーダーを作らずに、
自主性に任せたやり方をしているのも重要なポイント。
やりたい人が
やりたい時に
やりたい事を
やりたいだけやる。
で、本当にそうできているか
たまにお互い確認し合うのだそう。
頑張りすぎちゃったら楽しくないもんね。
続けるためには無理をしないのがすごく大事。
トランジション活動の原則は、みんなとてもシンプル。
でもシンプルな事こそ難しい。
でもそれをちゃんと実践している。
そこがすごい。
NPO法人 トランジション・ジャパン
http://transition-japan.net/
トランジション藤野をスタートさせた方の著書も、
とーーってもいい!
「本当の仕事 自分に嘘をつかない生き方・働き方」
https://www.amazon.co.jp/dp/4820719149
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