2024年5月7日火曜日

五月晴れの屋久島遠征

巨木好きとして
いつかは行かねばと思っていた屋久島。
2~3年前から機会を伺っていて
ようやくその時が訪れました。

雨の羽田から
前線を通り越して晴れのエリアへ向かう喜び^^
なんと、地元の同じヨガ教室に通う生徒さんと同じ飛行機。
彼女はツアーで縄文杉にチャレンジするそうで、
出発まで情報交換。
鹿児島からの便はそのガイドさんとたまたま隣席で
屋久島情報を色々と教えていただいちゃいました♪

屋久島に着いたら晴れ。
空港近くの観光協会でバスチケットや登山協力金を支払い
登山届けをゲット。
バスの時間まで空港の食堂でランチ。
(トビウオの漬け丼、美味しかった)

宿をとったのは尾之間という、島の南側のエリア。
アクセス的には少し不便だけど
北側にこのモッチョム岳、南側に海という
最高のロケーション。

上のモッチョム岳は、この食堂の左側の窓からの眺めです。
四季の宿 尾之間。
こちらに4泊、お世話になります。

食堂の2階屋上にも椅子とテーブルがあって
連日ここで食事をさせてもらいました。
誰もいない早朝はヨガもしちゃった。
ここから後ろを振り返るとオーシャンビュー。

敷地には3棟くらい宿泊者用の建物があり、
こちらの棟が私の部屋。

玄関入る中庭がオシャレ。
早朝出発の人や昼弁当を希望する場合は
前日に伝えておけば
玄関の靴箱の上にお弁当を届けてくれるシステム。

緑に囲まれた広い畳のお部屋。
エアコン、扇風機、蚊取り機、懐中電灯、電気ポットあり。
冷蔵庫はこの棟のほかのお部屋との共用スペースである
リビングのものを利用。

ウッドデッキに囲まれていて良き。

滞在中ずっとヨガマットをお借りして
デッキや食堂の屋上でヨガにいそしむ。

半露天風呂付きのお部屋にしたら
お風呂からもモッチョムが見えた。
モッチョムに向かって全裸で仁王立ちする爽快感たるや・・・

初日は夕飯を付けなかったので
尾之間のAコープで買い出し後
外食にお出かけ。
事前に目を付けていた味徳さんに行ってみると
開店を待つお二人組が声をかけてくださり
夕食をご一緒することに。
そして最終的にはごちそうになってしまった💦
それぞれ北海道と大阪から移住された方で
楽しい時間をありがとうございました💛
女将さんもとても親切な方で、お料理も最高でした^^

2日目は荒川登山口から縄文杉へ歩きます。
今日から4日間、バスのフリーパスにお世話になる。
まずは、5時に最寄りのバス停から路線バスに乗り屋久杉自然館へ。

屋久杉自然館で登山バスに乗り換え荒川登山口へ。
登山バスのチケットは、登山協力金と一緒に昨日購入済み。
シーズン中の週末などはここに行列ができ
目当ての便が満員の場合はその後の便まで待つことになるようです。
GW明けの平日の今日は、始発を目指して来た人たちは全員乗れた。

登山バスの中から朝陽。

宿の方にもらったアドバイス通り
荒川登山口(600m地点)に着くやいなや
わき目もふらずに一番乗りで出発。

片道2時間ほどあるトロッコ道では
始発バスより前にタクシー等で来たグループを
次々追い越させていただく。
写真撮影は復路でゆっくりと。

この作戦のおかげで、7~8割は前後に誰もいない時間を過ごせて
静かな森を独り占め状態。

トロッコ道が終わると
一気にいわゆる登山道になります。
ここからがめっちゃ気持ちいい!
ウィルソン株(雑なのでハート型がいびつ笑)

大王杉は大きかった。
写真では規模感が難しいなぁ。。。

いよいよ縄文杉とご対面。(1,292m地点)
保護のため、今は少し離れたデッキから見るようになってます。
ここに来れたことが嬉しい。

ちょっと高い場所にあるデッキから。
平成6年までは近くまで行けて触れたそうです。

どの巨木も良い。

私に見向きもしないで取っ組み合って遊んでいるヤクザル笑


お部屋の露天風呂で汗を流してから
モッチョムと海を眺めながらビール♪
明後日予定している宮之浦岳に備えて
明日は宿のまわりでのんびり過ごそうかなとも思ったけど
宿の人に天気予報もいいしもったいない!と言われ
明日は白谷雲水峡を歩くことに。
3日連続の登山か~^^;

3日目。白谷雲水峡までのバスは7時過ぎ。
今日もモッチョムがキレイです。
バス停で地元の小学生女子と一緒になったのでおしゃべり。

路線バスの乗換ポイント、小原町。
SUPのスポットらしい。

運転手さんが展望台で撮影時間を作ってくれた。
一応、路線バスなのに(笑)
屋久島最大の町、宮之浦が良く見えます。

白谷雲水峡の登山口に到着。(600m地点)
トイレと東屋があります。
 
 
飛竜落とし。

登りは楠川歩道を選択。
今日も苔に癒される・・・

 
これぞ苔むす森。

 太鼓岩まであと少しの所でヤクシカさんに会えました。

 
太鼓岩に到着(1045m)
この日はNHKの撮影隊も山に入っていた
最高の登山日和。
屋久島の核心部がよく見える。

バスの時間まで余裕があるので、下りは遠回りの奉行杉コースへ。

こっちのコースの方が好き。
 
短めのコースで早めに宿に帰れたので
宿の自転車を借りて尾之間温泉に。
この温泉がめちゃめちゃ良かった。
雰囲気もいいし、あつ湯好きにはたまらない。
しかもニャンがいました♪


宿に帰って今日もモッチョム岳と海を眺めながら夕食。 
宿のスタッフに明日の宮之浦岳のプランをお話したら
巻きで歩いたほうがよさそうな事が判明したので
部屋に戻ってもう一度入念にプランニング。

4日目、いよいよ本命の宮之浦岳。
始発バスで屋久杉自然館へ。
そこから予約していたタクシーで淀川登山口まで。(7500円)
1370m地点から登山スタート。
この日も最高の登山日和でありがたすぎる~

 
今日も今日とて大木に癒される・・・
でも帰りのバスの時間があるので
ガシガシ進みます。
 
信じられないくらいきれいな川

ヤクシマシャクナゲが咲いていた!
嬉しい^^
宿の人の記憶では、シャクナゲの表年で
見ごろの時期に登山日和だったのは
ここ10年で1日だけだそうです。。。

湿原みたいな癒しスポット。
木道になってます。

こういう感じの場所が4か所くらいあった。
ゆっくり上り下りすれば問題なし。
すいててマイペースで行けたので良かった。

投石平で一気に景色が開ける
 
 
宮之浦岳の手前の栗生岳。
この笹はたぶんヤクシマザサ。

 
何度も振り返って絶景を楽しんでしまう。
巨岩がいっぱい。
 
栗生岳を越えるとようやく宮之浦岳が見えた!
 
屋久島最高峰&九州最高峰到着!(1937m)
外周100キロの島に2000m級の山があるってすごいなぁ。
 
山頂から見えた永田岳

 
休憩もそこそこに折り返します笑
シャクナゲかわいいな~

 
ほぼ休憩なしで頑張ったおかげで
バスの時間には余裕で間に合ったので
バス停そばの紀元杉にご挨拶。
3日間歩きまくった屋久島の森に
お別れするのが名残惜しい・・・

 
バスの乗り換えスポットから見えた種子島

 
5日目の朝、チェックアウト前に自転車を借りてトローキの滝へ。
山から海に直接注ぐ滝は、ここと能登の垂水の滝だけなんだそう。

 
途中お土産やさんに寄って空港へ。
滑走路を拡張することが決まったという屋久島空港。
いずれは羽田からの直行便も出る事になるのかな。
またね、屋久島!

 
種子島は屋久島と正反対にまっ平。

 
羽田近くで見れた夕焼け。

 
アルプスの山々と富士山と大島

 
避難小屋泊が大丈夫な人は
一泊二日で歩いてしまうコース。
私はちょっと避難小屋に抵抗があったので
すべてピストンで三日間かけて歩きました。 
天気予報が悪かったら無理せず柔軟に対応したい
という点も背景にありました。
効率的には良くないけど、
毎日宿でゆっくり体を休められて良かった。
 
一か月のうち35日が雨と言われる屋久島で 
まさか毎日晴れるとは想像していなかったけど^^;
 
GW直後にしたので、すいてたのがとても良かった。
宿の人によると10月もけっこう穏やかで良いシーズンだとか。
今度来るときはモッチョム岳に登りたいな。